| 出版社 | 内外出版社 |
|---|---|
| カテゴリ | 癒し・インナーチャイルド |
| 掲載日 | 2026年9月2日 |
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何かネガティブを感じたときに「この感情を手放すんだ」と、 自分の中で統合を試みても、なぜか苦しくなる時期がありました。
その原因になっていたのは、「痛み」を回避しようとする分離意識でした。 この本はメンタルモデルとしてそれをはっきりと教えてくれ、 本当の意味での統合が、ここから進みはじめました。
本当の自分を知る。
そして、ありのままで生きる。
その美しさに目覚めてほしい――。【本当の自分に出会い、ありのままに生きるための技術。それがメンタルモデル】
メンタルモデルとは、由佐美加子氏が1000人を超えるセッションを通して得られた、人間がその生き方を制御しているプログラムのこと。
メンタルモデルは4つあり、どれかひとつに誰もが当てはまると言います。
4つの「メンタルモデル」とは――。
- A 価値なしモデル「私には価値がない」
- B 愛なしモデル「私は愛されない」
- C ひとりぼっちモデル「私は所詮ひとりぼっちだ」
- D 欠陥欠損モデル「私には何かが決定的に欠けている」
このメンタルモデルを理解できると、この人生であなたがどんな世界をもたらしたいのか、という願いや使命が見えてきて、ありのままに生き、その喜びの中で生きられると言います。
では、どのようにメンタルモデルを見つけるのでしょうか。
それは、心の奥にある「本当の痛み」を見つめること。それに気づくことだけです。じつは、人間は、この「本当の痛み」を感じないよう、その痛みを「克服」しようと仕事に打ち込んだり、あるいは「逃避」したりして、人生を費やしています。
しかし、いくら克服しようとしても逃避しようとしても、「なんだかうまくいかないな」「同じところでつまづくな」といった「不本意な現実」は、あなたに次々に訪れます。
この痛みを回避せずに感じることで、自身のメンタルモデルを理解し、「自分が本当に求めているもの」に気づき、やがて、あるがままに生きることができる、と言います。
自分を知るということのほか、大切なパートナーやビジネスのマネジメントの現場でも活かせる、人間理解を深めてくれる内容です。
出典:出版社による内容紹介(JPRO)より一部を抜粋/太字は引用者による
読んでいくと、4つのうちどれかひとつが必ず刺さります。 わたしは「欠陥欠損モデル」でした。
けれど、この本を読んでいちばんはっきりしたのは、自分のモデルの名前ではありませんでした。
生きづらさをつくっているのは、痛みそのものではなく、痛みを避けようとしている意識のほうだということ。 避けようとするから、自分の一部を切り離す。切り離すから、分離が起きる。 その分離が、そのまま生きづらさになっていました。
だからこの本は、メンタルモデルを「直す」とは言いません。 痛みを避けるためにつくった鎧を脱ぎ、痛みをそのまま味わいきる。 分離していたものを統合していく。その先にしか、本当の自分の生き方はないと書かれています。
あるものがあっていい、起こることは起こるし、それは自分が創り出している必要な体験だと痛みを回避する衝動がなくなると、いま起きている問題についてあれこれ考えたり、先のことを悩んだり予測したりと、めまぐるしく頭の中で動いていた思考がどんどん静まっていき、ありのままの自分でいまここにいて、ただこのままで大丈夫だ、という根拠のない安心感が自分の内側で育っていきます。
由佐美加子・天外伺朗『ザ・メンタルモデル』内外出版社(Kindle版 位置No.2617)
わたしは無意識のうちに、ネガティブな出来事を「ダメなこと」だと否定していました。 そうではなく、そのすべてが豊かで、必要な体験なのだと、この一節は言っています。
読んだとき、痛みを避けようとする意識がずっと自分を支配していたことに気づきました。 避けていたのは出来事のほうではなく、それを味わう自分自身だったのだと思います。
嫌なことを避けよう、ネガティブを避けよう—— そうやって痛みを回避しようとする意識に支配されることが、少なくなりました。 それだけで、ずいぶん楽になりました。
そして、この人生のすべてを受け入れる覚悟ができました。 受け入れると決めたから、前に進むことができた。
痛みが消えたわけではありません。 けれど「痛みは避けなくていい」と思えたこと。それが、いちばん大きな変化でした。